@Canada/Prince*Edward*Island@

第4話(final)

(1996/10/10〜10/12) ナイアガラの滝ツアー&帰国の途へ

10日の朝は小雨の降る雲がどんよりとした天気だった。今日はナイアガラへ。
ナイアガラツアーのメンバーは、年配の人たちが多かった。実際、ナイアガラには日本人観光客があまりにも多いのに驚いた。観光客の3割は日本人らしい。ここには世界からの観光客が毎日訪れる。オプションもいろいろあるらしく観光用のバスも至る所に止まっていた。私が行ったオプションは、ナイアガラを一周する日本人ガイド付きのツアーだ。そのガイドを担当していた彼を、私は一目見て気に入ってしまった。彼は、神経が細やかそうで笑顔が素敵な人だった。「一緒に写真を撮りたい!」友人にそのことを話すと、少し驚いていたが協力してくれた。ツアーのメンバーが誰もいないところを見計らい、ナイアガラをバックに一枚。その後他の女性グループも先を争うように?彼と撮っていたが…。
ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境にあって、二つの大きな滝がある。アメリカ滝とナイアガラ滝だ。双方とも日本で見るそれとはさすがに規模が違う。世界一の迫力に押し巻かされそうな気分だ。滝の近くは、凄い水飛沫で一応写真をとったものの、よく撮れているか自信がない。ナイアガラは滝のあらゆる角度から見物することができた。滝の背景には秋の紅葉が既に始まっていてすばらしい景色を映していた。


日本人観光ツアーなので、もちろんお土産を買う時間も設けられていた。ナイアガラはさすが日本人観光客が多い海外の観光地だけあって、日本円でも買える店もあった。私たちもまたお買い物ツアーに赴く。ガイドの彼がしきりに、オンタリオアイスワインを薦めるので探してみた。私は、彼が教えてくれたとの理由だけで、アルコールが苦手なくせにこのワインを買ってしまった。$32,50 …日本で買うと13000円くらいにもなると言うが本当なのだろうか?この名前は初めて聞いたが、帰ったら一度確かめてみようと思った。アイスワインはオシャレなボトルで、人間で言えばスリムな長身のボディをイメージさせる。「日本へ帰って、家族で晩餐だ」ワインの好きな父の喜ぶ顔を思い出しながら、ボトルを抱えて店を出た。今日は一日小雨日和だったが観光に問題はなかったので、それなりに満喫できた。今宵ははカナダ最後の夜。


今回の旅行ではあまり食費を使っていないので、今夜ぐらいは奮発しようとホテルのレストランへ行った。いくつか店舗はあったのだが高そうなので、無難なパスタ系のレストランに決めた。Aクラスのホテルレストランなので、内装はかなりリッチだ。レストランに入ると、ウェイターが私たちを席に案内してくれた。海外では、専属のウエイターさんが一人つくことになっている。彼は私たちが指差すメニューについて、一つ一つ丁寧に説明してくれた。その中からそれぞれ違うパスタに決める。それから「Bread or coffee?」はっきり自信はないが、このようなことを尋ねられた。友人と二人顔を見合わせて、どういう意味かしばらく悩んでいたがいつまでもそうしてられないので、「パンとコーヒーが付けられるのだ」と思い込んで「Yes!」と返事した。やがて、パンにパスタ料理が来る。日本で食べているパスタとそう変わりなかったが、美味しかった。しかし正直なところを言えば、今回の旅でやっぱり日本食の方が私好みと改めて思う。量の方はやはり多く、どうしても食べきれなかった。隣のテーブルでは太った老人が、日本で食べる2倍くらいのサイズのステーキを食べていた。カナダの食の多さには驚かされるばかりだ。満腹の上に彼らを見てしまったので、ますます食べられない。結局今回も残してしまう。コーヒーが来たのを最後にウェイターさんが伝票を置いていった。目を通した友人は、「あれ?この伝票、メニューに載っていたのより高いよ。もしかしてパンとコーヒーの値段が入ってるんじゃない?」見ると二人でカナダドル$70だった。「やっぱりあれはサービスではなく『追加注文にどうですか』と言うことだったのだ」幸いお金の余裕があったので「豪勢なディナーが食べられたもの」と思うことにした。明日はいよいよ日本へ帰らなければならない。一週間はあっという間に過ぎていく。

10,11(Fri) Tronto/Vancouver経由でJapan

11日朝。トロントからバンクーバーで乗り換え、時計の時差を調節後、いよいよ最終フライト国際線へ乗り込む。その際初めてアクシデントに遭遇する。現地係員さんに巡り合えなかったのだ。幸いすぐ旅行会社のデスクを見つけ、代わりの人に対処してもらえた。

成田行きの国際便。旅の思い出のパンフレットを眺めていたら、ふとカメラのフィルムが余っていることに気づいた。全部使い切ってしまおうと、既にくたびれた二人の靴を写した。今回の旅に一番活躍してくれた靴への感謝の記念になるだろう。一週間の思い出を乗せて、私たちは最終空路の旅に出た。

★。、::.::'゜☆。.::・’゜★。、::。.::・’゜★。、::.::'゜☆。.::・’゜★

あれから2年の歳月が流れようとしている。今でも写真を見るとあの時の情景を鮮明に思い出すことができる。帰国後帰途に着いてすぐ眠った私は、レンタルスーツケースを引き取りに来たことさえ気づかなかった。そして翌日から、時差ぼけはまだ直らないままに出勤、日常生活に戻っていった。


プリンスエドワード島に降り立った時、ここが私たちの住んでいる日本と同じ地球上と思えなかった。同じ時に私の家族、知人、友人たちが同じ地球の空気を吸っているなんて、なんだか不思議な気がした。地球は広いと思う。旅はすばらしい。素敵な出会い、街、人。心温まる親切な人々との触れ合い。民族の壁を乗り越えて、私たちは同じ地球に住む仲間である。旅はそんな未知との遭遇の場だ。すばらしい地球の財産を教えてくれる。旅よ、素敵な出会いをありがとう。カナダ、プリンスエドワード島ー私の夢を叶えてくれた。ここでの出会いを私は忘れない。またいつか、逢う日まで。 (1998/9/20 yukko)

ページのトップへ
to Page TOP


本館ホームページへ