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【タイトル】『ピーターラビット展』高島屋
【 日付 】
2002/11/07

今年が絵本出版100周年だそうです。
少し前に雑誌MOEを図書館で借りて
作者ポターさんのことを読んでたので
予備知識を持って行くことができました。(#^^#)

ビクトリアス・ポターは1866年イギリス生まれ。
当事の中流階級の慣わしとして
家庭教師に教えられて育ったため
友達もなく孤独な少女時代でした。
そんなポタ−のお友達は自然でした。
彼女は子供の頃から絵を描くことが好きでした。
毎年夏には一家は避暑のため湖水地方へ訪れました。
彼女はそこで多くの自然と動物と出会い
絵を描かずにはいられなかったそうです。
その頃キノコに強く興味を抱き観察した
記録が残されていますが生物学者並みの
本格的なものだったとか?でも女性だから
という理由だけで認められなかったそう。

27歳の時に家庭教師の息子さんが
病気と聞きお見舞いの絵手紙を描きます。
それがピーターラビットのお話でした。
息子さんは大変喜び、彼女もまた
絵物語を描く楽しみを感じました。
以降彼女のピーターラビットシリーズは
たくさん生まれ、100年前の1902年
最初の絵本が出版されたということです。

ポターは自然を深く愛した人で
ナショナルトラストのメンバーでした。
これは自然を保護するための活動のことを
言うそうです。土地を買い取って
その土地の自然の保護をしていく活動のこと。

初日ということで人も少なくて
じっくり鑑賞することができました。
ピーターラビットのイラストの細かい線の
タッチを見ると関心してしまいます。
百科事典で見る動物の絵のようの感じ。
本物を忠実に再現しているんですね。
ポターさんの観察力の鋭さが伺えました。
中ではミニシアターやグッズ販売なども。
英語版絵本が欲しかったのですがなくて残念。
ねつけ買ってみました。携帯電話用。

それにしても今回びっくりしたこと。
私は今も物語のあらすじ知らなかったのですが
ピーターのお父さんってマクレガーさんの
農場でパイにされたんですね。
これってすごいこわいことですよねえ。
現実的というか。(^^; このあいだ見た
ベイブの映画を思い出してしまいました。
動物の視点から見た素敵な物語。
彼女は1943年に亡くなりましたが
ピーターラビットたちは永遠に
私たちの心に残ることでしょうね。(#^^#)

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