【タイトル】『ホテルカクタス』江國香織
【 日付 】2002/08/29 19:01

2001年出版。江國さんの書き下ろし小説。
絵本と物語と心理学をたして3でわったようなそんな感じの本。
挿画の佐々木さんのイラストも写真ぽくて
タイトルを引き立たせてました!
数字の2ときゅうりと帽子のお話。
最初この3つ聞いたときは、エッセイかな?って思ってた。
でもそれぞれを擬人化してるのね。
しかもそのものの特徴を出しつつ。
きっちりした考えの数字の2。
なんか私と似てるとこあるかも。日本人に多いですね。
スポーツ好きで健康的なきゅうり。
はつらつスポーツマンかな。
哲学者?学者風の帽子。
硬いけど職場でいい上司さんぽいかな。
それぞれの個性がわかりやすく表現されてておもしろい。
お互いの言い分は3人には
理解できない部分もあるようだったけど、
私にはなんかどのキャラの気持ちも理解できた。
人付き合いを考えさせられる作品かなあ。
今まで読んだ江國ブックスで
わたしにとっては一押しヒット作品です!
恋愛要素のほとんどないこういう作品も
江國ワールドにあったのね。
ほんとはまりました。買ってもよかったくらい。
始まりと終わりの韻を踏んでる感じが
江國さんぽくっていいです。
この続きはどうなるのかなあ。
なんとなく想像できちゃいますが。
ちょっと寂しいけどそれもまた現実。
私もこんな感じで生きていこうって思いました。
何度も読みたい1冊です!
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