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大津皇子の眠る山


 

二上山

・・傘堂・・馬の背・・雄岳山頂・・葛城坐二上神社・・大津皇子の墓・・

『二上山』は標高517mの雄岳と
474mの雌岳の二つの峰を持つ美しい山です。

傘堂を通りすぎるとやっと登頂入口です。時間もないので今日は雄岳のみ
登ってみようと思いました。登山なんて何年振りだろう〜。
最初は気持ちもよくてはりきって歩いてましたが、行けど行けどもゴールは見えず。

結局1時間くらいかかったような気がします。馬の背に着きました。
人がいないところも多くて、時間的にも不安・・・
馬の背からも山頂はまだありました。10分強登ったと思います。

やっと山頂・葛城坐二上神社にたどりつきました。ここで入山料を払いました。
神社の反対側を見ると葛城山(右から2番目の写真)が見えました。
そこから少し下ってみると・・・

 

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葛城坐二上神社

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雄岳山頂から

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大津皇子の墓

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葛城山を望む

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二上山下山

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大津皇子の墓

やっとやっと見つけました!大津皇子の墓と言われているところです。
大津皇子は天武天皇の第3皇子で686年天武天皇が亡くなった後
次の天皇を決める際に謀反を起こしたとして罪をきせられ自害されました。

姉である大伯皇女が万葉歌で二上山を弟と思ってみようという歌があるので
(一般的な解釈を引用させていただきました)
ここを大津皇子の墓として宮内庁によって管理されています。

ああ、やっと来たんだ!飛鳥に行ったときも願いがかなったと喜んでたけど、
山を登れるとは私の体力的にはあきらめかけていたことだったので、
お墓を眺めながら本当に感激で感動すらしてしまいました。

30分ほど休憩して急いで下山。下りは歩くのには疲れは少ないけど
人気はないし、光のあまり射さない山道を降りていくのでなんとなくこわかったです。

黒岩重吾さんの『天かける白日』は大津皇子を主人公とした小説です。
里中満智子さんの『天上の虹』を読んだときは悲劇の皇子とは思ったものの
特別印象は受けませんでした。でもこの小説では大津皇子のことを
もっと知りたいって思わせる皇子の魅力を感じました。

黒岩さんは2003年3月お亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

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