比叡山延暦寺
785年最澄が霊峰比叡山に開いたとされる天台宗の総本山。
1571年織田信長による全山焼き打ちで甚大な被害を被ったが
徳川家光によって1642年再興された。
法然や親鸞、栄西、道元、日蓮など日本の仏教界に
影響を及ぼす名僧を輩出した。
最澄が最初に入山した東塔、弟子の円澄が開いた西塔、
同じく弟子の円仁が開いた横川(よかわ)の
3つの地域に大別され、山中に点在する
見事な堂塔伽藍は世界文化遺産に登録されている。
東塔
比叡山三塔の中心で延暦寺発祥の地。
1642年に再建された根本中堂は延暦寺の総本堂でもある。
堂内では、本尊の薬師如来像の前で『不滅の法灯』が開創以来
約1200年消えることなく灯火続ける。
国宝殿では最澄直筆の書もある。
横川
鮮やかな朱塗りが印象的な懸崖造の横川中堂を中心に諸堂が点在する。
848年に円仁によって建立され、
落雷のため1942年に焼失したが1971年再建された。
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